au ICカードに関する雑感 その２

au ICカードは（保証の有無はおいといて）、基本的にGSMケータイに指せばグローバルローミング未対応地域で利用可能です。もちろん、GSMケータイの販売店にはインセンティブは払われません。

もちろん、そういったケータイは「本来の」値段になります。

auが今後料金を上げずに高機能化するケータイや新サービスをユーザーに提供しようとする時、遠からず現在のインセンティブというやり方は限界がくるのではないでしょうか。

もしインセンティブがなくなったらケータイ本体の値段は上がるでしょうが、逆にノートパソコンやPDAにケータイの機能がついて、au ICカードを刺すだけで利用できるようになるとしたら、今のカタチのケータイはいらなくなるかも知れません。

今後テレビを見たり、PDAやノートパソコンでユビキタス的な利用をするようになれば、ケータイは現在の形のままでは使いづらいモノになるんじゃないかと思います。

もしかしたら第4世代ケータイの頃には、「auにも対応するケータイ」というのが普通で、au専用のケータイは少数派になるのかも。というか、au ICカードはそういうマーケットを作り出すための布石として、KDDIが始めた戦略の一つとなるのかもしれません。